英語ニュースを聞き流しして脳を鍛える！厳選の英語ニュースラジオを集めました。（48件）

STEP1：英語字幕付きで「ざっくり理解」する（完璧を目指さない）

ニュース英語は、専門用語や背景知識も多く、最初から100％理解するのは現実的ではありません。
ここでのゴールは、「何が起きている話なのか」「ざっくりどんな主張なのか」がつかめれば十分です。

• 字幕を 英語（CC） に設定する
• まずは動画を最後まで一度通して視聴する
• 分からない単語のうち、特に気になったものを5つだけメモする
• 専門用語や固有名詞は「いったん流す」でOK（後から分かれば十分）

「全部聞き取れないとダメ」と思うほど、学習は続きません。
最初は 「6〜7割理解できれば合格」くらいの感覚で進めるほうが、結果的に長く続き、伸びも大きくなります。

STEP2：30〜60秒の短いパートを“集中的に”繰り返し聞く

動画全体を何度も聞き直すより、伸びやすい部分だけを切り出して徹底的に反復した方が時間対効果は高くなります。

特におすすめのパート：

• キャスター（アナウンサー）の導入パート（冒頭30秒前後）
  発音が明瞭で、語彙・構文・語順が毎回よく似ており、ニュース英語の「型」を身につけるのに最適です。
• 現地リポーターの最初の20〜30秒
  「〜によると」「〜が明らかになりました」といった報告パターンが繰り返されるため、聞き取りの土台づくりに向いています。

反復の具体的なやり方：

1. 再生速度を 0.75倍 にして、ゆっくり耳を慣らす
2. 同じ30〜60秒を 5〜8回ループ再生する
3. 慣れてきたら 1.0倍 → 1.25倍 と段階的に速度を上げる
4. 余裕があれば、最後に 1.5倍 でも聞いてみる

何度か繰り返していると、ある瞬間から「バラバラだった音が、まとまった英語として聞こえてくる」感覚が出てきます。
その状態まで辿り着くと、その話者の英語がぐっと聞き取りやすくなります。

STEP3：短いパートだけ「シャドーイング」を行う

シャドーイングは負荷の高いトレーニングですが、
ニュースの決まり文句が集中している部分だけに絞って行うことで、効率よく効果を得られます。

シャドーイングに向いているパート：

• キャスターの導入文
• 現地リポーターの最初の説明部分

シャドーイングの手順：

1. 英語字幕をONにして、テキストを見ながらゆっくり音読する
2. 字幕を見ながら、声を出さず口だけを動かす（サイレントシャドー）
3. 字幕をOFFにして、音声にぴったり重ねるように発声してみる
4. できればスマホなどで録音し、自分の発音を聞き返す

動画全体をシャドーイングする必要はありません。
「よく使われるフレーズが詰まっている部分」だけを重点的に繰り返すほうが、時間も体力も節約できます。

STEP4：1本の動画を「3日サイクル」で攻略する

毎日新しい動画に手を出すより、同じ動画を数日に分けてやり込んだ方が、記憶への定着とリスニング力の伸びが大きいです。

おすすめの3日サイクル：

• Day1：英語字幕付きで全体を視聴し、大まかな内容をつかむ。気になった表現や単語を軽くメモ。
• Day2：キャスター／リポーターの30〜60秒を中心に、反復＆シャドーイング。
• Day3：字幕OFFで動画を通しで視聴。慣れてきたら 1.25倍速 でも聞いてみる。

この「3日完結型」のサイクルを続けると、負担は少ないのに、1〜2ヶ月後には明らかにニュースが聞きやすくなったと感じられるはずです。

STEP5：このページの動画は「パターン学習」に最適

このページに掲載している動画は、CNN・BBC・ANN・学習者向けニュースなど、
ニュース英語で頻出する構文や表現が繰り返し登場するものが中心です。

共通する特徴：

• キャスターの話し方が明瞭で、構文や語順が毎回似ている
• 現地リポーターも、報告のパターンがほぼ共通している
• 重要表現が何度も繰り返され、反復すると記憶に残りやすい

代表的なニュース表現の例：

• Officials say 〜（当局によると〜です）
• The investigation reveals 〜（調査によって〜が明らかになりました）
• In response to 〜（〜を受けて / 〜に対応して）
• Authorities are now 〜（当局は現在〜しています）
• The situation continues to develop 〜（状況は今も変化を続けています）

こうした「型」に耳が慣れてくると、知らない単語が多少あっても、内容を推測しながら聞けるようになっていきます。

STEP6：単語は“ニュース頻出語”だけに絞って覚える

ニュースには専門用語も多く出てきますが、毎回のように登場する頻出語は意外と限られています。
まずは次のような単語・表現を優先して覚えるのがおすすめです。

• authorities（当局）
• measures（対策）
• concerns / raise concerns（懸念・懸念を示す）
• investigation（調査）
• suspect / suspected（容疑者 / 容疑の）
• significant（大きな・重要な）
• reportedly（報じられているところによると）
• urge / urged（強く呼びかける）

こうした頻出語を押さえておくだけでも、ニュース全体の輪郭が一気につかみやすくなります。

STEP7：「聞き流し」で終わらせないためのポイント

BGMとして英語ニュースを流し続けるだけでは、リスニング力そのものはあまり伸びません。
学習としての効果を高めるには、次のポイントを意識すると効果的です。

• 同じ動画を3日間かけて丁寧に聞く
• 30〜60秒の短いパートを決めて、集中的に反復する
• 英語字幕 → サイレントシャドー → シャドーイング → 字幕OFFの順で負荷を上げる
• よく出てくる表現・単語をメモし、何度も見返す