ミクロ経済学の基礎を理解する（79件）

ミクロ経済学とは

ミクロ経済学は、家計や企業といった「個々の経済主体」の行動を分析する学問です。
需要と供給、価格の決まり方、消費者の選択、企業の利潤最大化、完全競争市場や独占・寡占市場などを扱い、
「なぜこの商品はこの価格なのか」「値上げや値下げをすると売上はどう変わるのか」
といった身近な疑問に理論的な答えを与えます。

グラフや数式を使って、市場の均衡や弾力性、外部性、情報の非対称性、ゲーム理論などを考えていく点が特徴です。
こうした道具立ては一見むずかしそうに見えますが、
本質的には「限られた資源をどう配分すれば、できるだけ満足度（効用）を高められるか」
を考えるためのシンプルなフレームワークです。
日常の買い物から企業の価格戦略まで、あらゆる意思決定の裏側にあるロジックを整理してくれます。

ミクロ経済学を学ぶ利点

ミクロ経済学を学ぶ最大の利点は、「ものごとの裏にあるインセンティブの構造」を読み解けるようになることです。
価格改定やポイント還元セール、サブスク料金設定、フリーミアムモデルなど、
世の中のビジネス施策がどのような狙いで設計されているのかを、論理的に考えられるようになります。
また、需要と供給の仕組みを理解しておくことで、
「安いから得」「高いから損」といった感覚的な判断から一歩進んで、
自分にとって本当に価値のある選択かどうかを冷静に評価できるようになります。

さらに、ミクロ経済学は経済学全体の基礎であり、マクロ経済学や公共経済学、産業組織論など、
他の分野を学ぶうえでの共通言語にもなります。
大学入試や公務員試験、各種資格試験でも頻出分野のため、早めに基礎を固めておくことは大きなアドバンテージです。
このページでは、ミクロ経済学の重要テーマを分かりやすく解説した動画を集めています。
気になる講義からで構いませんので、動画を活用しながら少しずつミクロ経済学の考え方に慣れていきましょう。